在宅診療とは?
在宅診療の説明
身体・健康上の理由で通院が困難な方、病院退院後ご自宅で療養を送りたい方、 最期の時を住み慣れた家でご家族と一緒に過ごされたい方などのために、在宅で自分の思う療養生活が送れるよう患者さまのご自宅まで伺って診療を行います。
在宅診療の対象
- 具体的には以下のような人が対象となります。
- ・身体上、健康上の理由で通院が困難な方
- ・病院退院後、御自宅で療養生活を送りたい方
- ・最期の時を住み慣れた家でご家族と一緒に過ごされたい方
- ・家で寝たきりでかかりつけ医がおられない方
- ・神経難病や慢性呼吸不全などの障害がある方
- ・在宅ホスピスケアを希望される方
- ・認知症をおもちの方
- など
診察の流れ
1.お問い合わせ
お電話にて在宅診療について知りたいことなどいつでもご相談ください。
2.病状確認とご説明
ご連絡をいただいた後に、患者本人さまの状態の確認や御家族へ当方のシステムの説明を行います。
診療に同意いただけましたら初回訪問を予定します。
3.定期訪問
- 病状が安定している場合
- 初めての訪問診察に伺った際に、本人さまや御家族の要望と、病状・介護保険サービスなどと照らし合わせて訪問医療計画を組み立てます。
- 病状が不安定の場合
- 週1,2回の訪問診療、適宜採血、心電図、超音波など必要な検査を行います。
- 病気が悪化したとき
- 24時間365日、時間を問わずいつでもご連絡ください。必要時には緊急訪問いたします。
様々な理由により在宅療養が困難であると判断された場合、 適切な医療機関をご紹介いたします。
他院へ受診、もしくは入院される場合、紹介状を発行いたします。
4 .受けられる医療行為の内容
通常の診察、処方に加え、家にいながらケガや褥瘡の処置、点滴、また血液検査、尿検査、細菌検査、心電図検査といった検査もできます。 また、胃瘻栄養、中心静脈栄養、在宅酸素療法、尿道カテーテル留置などの特殊な治療・管理が必要な方の診療も行っております。
診察料金
一般の外来診療と同様、健康保険による診療となります。
一ヶ月あたりの負担金額は以下の通りです。
- 70歳以上1割ご負担の方
- 特別な医療処置を必要としない場合、6000円~7000円です。上限は12000円です。
- 70歳以上3割ご負担の方
- 特別な医療処置を必要としない場合、18000円~21000円です。上限は44400円です。
- 69歳以下
- 3割ご負担となります。特別な医療処置を必要としない場合、18000円~21000円です。
上限はなく一旦お支払いいただきますが後日公的機関から高額医療費として所定額が返還されます。
福祉給付金受給者証をお持ちの場合、上記自己負担額は免除されます。
また、その他の公費負担の助成を証明する受給者証をお持ちの方の場合も自己負担額が異なってきます。
各種受給者証をお持ちの方は、必ずご提示ください。
交通費は一切いただきません。
お薬代は上記に含まれておりません。院外処方となりますので、お薬代は別途必要になります。
総合診療から専門まで様々な医師
患者様の病状に応じて、当院では総合診療から専門まで様々な医師がいます。
さらに看護師、ケアマネジャー、栄養士、リハビリ、歯科医、薬剤師とチームで包括的に診療を行います。
チーム内容 | |
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医師 | 総合診療から専門の医師で診療にあたります。 |
診療科 | 総合内科、腫瘍科、皮膚科、形成科、麻酔科、泌尿器科、婦人科; |
地域連携看護師 | 地域の多職種と連絡を取り診療が円滑に進むようにします。 患者、家族ともコミュニケーションを取り、訪問してゆっくりした時間で話を聞きます。 |
訪問看護師 | 看護師が訪問し、看護ケアを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援する。 |
ケアマネジャー | 当院のケアマネは、癌患者や重症患者に対して迅速に対応をして変化する状況の中で、 適切に介護サービスについて計画していきます。 |
栄養士 | 飲み込みが悪い方や食事がとれない方に、栄養方法や食事の作り方を指導して患者、 家族と一緒になって“食べる、栄養”について考えてくれます。 |
リハビリ(外部) | 体や飲み込みのリハビリはADL向上のために、医師の指示に応じて自宅や施設に訪問してリハビリを行います。 |
訪問歯科(外部) | 歯科医師と協力して自宅、施設でも歯科治療を行えます。 |
薬剤師(外部) | 訪問薬剤サービスで自宅まで薬剤を届け薬情説明、残薬管理を行います。 |
診療エリア
